生販在(PSI)と需給調整
需給調整業務とは
需給調整業務は、売りたい数量を計画し、商品・部材の調達や商品の生産に必要な時間を考慮しながら、基準としている在庫数量を保つために必要な補充量を決める業務です。
需給調整は、販売側(需要)と調達/生産側(供給)の認識のずれを解消するために非常に重要です。
需給調整の進め方
営業部門と調達/生産部門が「生販会議」という場でお互いの見通しを共有し、お客様の要望に応えるために販売・生産・調達の調整を行います。
具体的な流れは以下の通りです。
- ①販売計画の立案
- 「いつ、何が、どのくらい売れそうなのか」検討する
- ②生産計画の検討
- 販売計画に基づき、調達/生産部門にて仕入先や工場の稼働状況を考慮しより細かい計画に落とし込む
- ③生販会議にて需要と供給を調整
- 販売側と調達/生産側にて発生している乖離を調整し、合意した内容に従い業務を実施する
- ④実績チェック
- 売上見込みの修正や計画と実績の乖離を埋めるために、調達/生産調整により適宜計画を見直す
なぜ需給調整(生販会議)が必要なのか
では、なぜ需給調整(生販会議)が必要なのか考えてみましょう。
適正な需給調整(生販会議)が行われなければ下記のような問題が発生することが考えられます。
- 問題①販売計画の精度を上げられない
-
[販売側]
- ビジネスチャンスのロスを恐れるため、必要以上の生産や在庫の確保を要求する
- 製品品目の意識が希薄な傾向にあり、グロスで売上目標が達成すればOKと考えている
- 問題②販売側と調達/生産側での食い違いが発生してしまう
-
[販売側]
- お客様の要望を優先することにより発生する、調達/生産部門に与える影響を認識していない
- お客様との商談状況を把握出来ずに、当初の予定通りに業務を進めている
上記のような問題を抱えないために、需給調整(生販会議)では以下が大切なポイントと言えるでしょう。
- 情報共有をする
- 基準を設けルールに従い業務を進める仕組みを作る
- 生じる誤差を補完できる仕組みを作る
- 計算や資料作成と言った定型業務を効率化させる
需給調整と省人化
需給調整を行うことで、以下の様な効果で省人化をもたらします。
- 販売管理
-
計画通りの納品が可能になり、トラブル対応などの余分な作業が軽減されます。
- 在庫管理
-
- 「何をいくついつまでに生産(調達)する」のか、計画通り業務が進められます。
- 認識の違いなどにより発生する、計画の見直しや修正などの無駄な作業が軽減されます。
さらに、ITを活用することで以下のような省人化も可能になります。
- 会議のための調査や資料作成の効率化
- 生販会議や部門間での調整時間の短縮
- 円滑な情報共有(意思疎通)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
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