発注点管理と在庫計画
なぜ発注点管理をするのか?
「発注点を決めて仕入れをしてます!」
と多くの企業が発注点を利用した仕入れをしていますが、『発注点管理』をする本来の意味を考えたことはありますか?
- 欠品をしない仕入れをする
- 過剰在庫にならない仕入れをする
- 誰でもできる仕入業務にする
このように考えてはないでしょうか?
これは大きな間違いです!
本来、発注点管理というのは在庫量を“適量”に保つための仕入方法であって、将来の需要を考えその需要に対して持っておきたい在庫量を算出(在庫計画)し、それを実現するための手段なんです。
なので、よく耳にする「発注点は長年変えていない」というのはあり得ないことなんです。
考えてみてください。
需要に対して在庫をどれだけ持っておきたいか?在庫計画をどうするか?
- 商品がプロダクトライフサイクルのどこに位置しているかで変わってきますよね!
- 戦略商品なのか、そうでないのか、によっても変わってきますよね!
- 時間経過と共に需要は変わりますよね!
つまり、需要は常に変わり、持っておきたい在庫量(在庫計画)も変わり、結果、発注点も変わります。
そのベースとなるのは在庫量をどれだけ持っておきたいか、それは『在庫計画』にあります。
この『在庫計画』を立てることが在庫量を“適量”に保つポイントなんです。
次回以降『在庫計画』について引き続きお話しますのでどうぞお楽しみに。
- ※本コラムは、公開日時点の情報で記載しています。情報は今後変更または更新される可能性があります。